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第61回 令和6(2024)年 6月8・9日 桃山学院大学

講演
半沢 幹一(共立女子大学名誉教授) 日本文学会話文表現史の構想―まずは古事記から―
シンポジウム テーマ:翻訳の諸相
司会 梅林 博人(相模女子大学)
発表要旨 「翻訳」は、ある言語を別の言語やテキストに置き換える表現行為であるとともに、その行為の結果である翻訳された言語やテキストを意味するが、今回のシンポジウムでは、「翻訳」という表現行為を、送り手側から分析する。
具体的には、ヤコブソンの「翻訳」の分類―言語内翻訳(rewording)、言語間翻訳(translation)、記号系間翻訳(transmutation)―を参考として、「原語・原表現から異言語・異表現への置き換え」が行われる場面を以下(1)~(3)の三点に絞り、〈等価性〉や〈置き換えにあたっての文法〉を意識しながら、置き換える際の制限、問題点などをあぶり出し、翻訳とはどのような表現行為かを考察する。
(1)同一言語内での置き換え〈古典の現代語訳〉
(2)異言語への置き換え〈通訳〉
(3)異ジャンルへの置き換え〈小説の脚色〉
植山 俊宏(京都教育大学) 翻訳をめぐって―国語教育のさまざまな行為をふまえて―
発表要旨 「翻訳」という用語が国語教育において使用されることはない。類するものとして、古典の現代語訳がもっとも近いと考えられる。だが、「現代語訳」が、国語教育上ではそのまま「理解」や「解釈」と考えられているわけではない。価値的に「現代語訳」は、「理解」、「解釈」に至る前段階の位置づけであり、国語教育の主要なねらいとはならない。「学習」という営為においては、「現代語訳」は、一種の情報処理であり、読者(学習者)と文章を結ぶ本質的な行為とはみなされていない。「現代語訳」、「理解」、「解釈」、そして「鑑賞」「批評」といういくつかの概念と具体的な行為の分析を通して、国語教育、特に国語学習における「翻訳」について考究していきたい。
なお、今回の改訂高等学校学習指導要領では、「和歌や俳句などを読み,書き換えたり外国語に訳したりすることなどを通して互いの解釈の違いについて話し合ったり,テーマを立ててまとめたりする活動」が記載された。この直接的な「翻訳」の実践例についても共有を試み、国語教育における新しい「翻訳」学習についても深化を図っていきたい。
袖川 裕美(関西外国語大学) 「通訳」における難語の対応
発表要旨 翻訳=異なる言語への置き換えについて、通訳者の観点から論じる。通訳(特に同時通訳)の言語転換における制限は「時間」である。熟考は許されない。と同時に「空間」上の制限もある。通訳者は訳出する場を選べない。さらに、音声や機材の不備、話者側の難点(強いなまりなど)があることもある。だが、最も大きな制限は自らの技量(外国語力と日本語力、知識教養、発声、機転など)である。そうした制約のなかで、話者の意図を的確に伝える訳語(=等価)を瞬時に選択して、発話するのが通訳である。
しかし、通訳による訳出は他の翻訳モノと違って作品ではない。作品であってはならない。だが単なる言葉の転換というのでもない。そういう意味で、通訳行為は「再生」「再構築」といえるだろう。
シンポジウムでは、こうした通訳の「再構築」の場で直面する言葉の上の困難にどう対応するかについて語る。自著の『放送通訳の現場から―難語はこうして突破する』で取り上げた英語のフレーズから、MAGA、ecosystem等に焦点を当て、これらの言葉をめぐる最新の動向と合わせて論じる。
柳澤 浩哉(広島大学) アダプテーションは翻訳である
発表要旨 原作小説とその映画化作品を比較するのがアダプテーション研究である。発表者は次のように考える。アダプテーション(脚色)とは、小説の文法に従って書かれた作品を、映画の文法に合致するよう「翻訳」することである。だが、この発想から行われたアダプテーション研究を目にしたことがない。
素人の作った映画の多くは驚くほど退屈である。その原因は、映画の成立条件(映画の文法)を満たしていないことにある。映画の成立条件は多様であり、設計図であるシナリオにも様々な条件が求められる(シナリオの文法)。それは、ストーリー展開、人物造形(魅力と奥行き)、動因(欲望)、葛藤と解消、山場、時間と記憶(物語の見せ方)、せりふ、等々シナリオのほぼ全てにわたる。
映画化作品の様々な書き換えにシナリオの文法を重ねると、書き換えの理由(必要性)が分かると同時に、「文法的」には必要性の低い書き換えのあることに気づく。製作者の意図やこだわりが色濃く出るのは、そのような書き換えである。『春の雪』を主な対象として発表したい。
研究発表
佐川 寛知(神戸大学(院)) 話し手の評価を表す引用表現〈トイウ顔〉について
発表要旨 本発表では「何いってんだコイツって顔された」「地震のとき、うちの猫が、は?寝てたんだが…なに?って顔してた」といった引用表現〈トイウ顔〉の考察を行なう。これらの表現は共通して、①引用助詞「ト」と発話動詞「言ウ」が文法化した〈トイウ〉による引用であること、②引用助詞が導入する言葉(=引用辞)が〈顔〉の観察という直接証拠に依拠した推定であることを基盤としている点で、証拠性表現の一種である。一般に、証拠性表現は話し手と聞き手の共有情報に基づく間主観的な表現とされる。しかし、当該表現は、対象の様子を観察して得られる仮想的事実を話し手が他者の心理に一方的に帰属させようとする点で、間主観的な表現とは言い難い。そこで本発表では、引用表現〈トイウ顔〉とは、表向きには事柄・事態に対する客観的評価を装いつつ、その裏で話し手には実際どう見えたのか、どう見えているのかといった話し手の心証を間接的に開示する主観的表現であることを例証する。
谷口  悠(同志社大学(院)) 「自分軸」の使用から考える新語発生要因
発表要旨 従来、「自分」に関する研究は、主に自称詞の用法に研究が当てられている。しかし、「自分」を語構成に持つ複合名詞に注目した研究はまだ少ないと言える。そこで、本研究は、「自分軸」を考察対象とし、その発生要因や使い方について考察する。「自分軸」は国語辞典に記載がなく、既存のコーパスにも用例が見られない。しかし、Yahoo!リアルタイム検索では相当数の使用例が確認できる表現であり、新語の一つと捉えることができる。本研究では主に、新聞記事データベース(三大紙と日経、産経)、新語を量 的に収集できる「Web OYA-bunko」(OYA)を用いて、「自分軸」の用例の調査・分析を行う。特に、使用数の推移と文章のジャンルなどに注目し、発生の契機や使用の変遷を考察する。また、用法の面で、「自分軸」は、他(他人軸)との対比を前提に自己を焦点化した表現と、自己の内面世界に焦点を当てた表現(自分軸を作るなど)の両側面を持つことを主張する。
小原 みと希(中央大学(院)) わが事を言う終助詞カシ―源氏物語を中心にして―
発表要旨 終助詞カシは中古に現われた文末表現である。従来、カシは他者に対する話者の伝達態度に関わるものとして捉えられてきた。富岡宏太(2016)は「命令形カシ」におけるカシは「実態の実現しない可能性を承知のうえで、行為者や状況に委ねる」ものとしている。また、富岡(2017)では、終助詞カシの上接句は「事実そのものも、事実と確信しうる根拠も、他者と共有できないもの」であり、カシ自体は「自らの見解とは異なる可能性を認めるような発話態度をとる」と論じた。しかし、カシは他者への情報伝達を意図していない場面でも用いられていることがある。本発表は、源氏物語における他者への情報伝達という要素の希薄な場面で用いられるカシに着目し、カシが表現主体の見解として何を伝えているのかを明らかにする。
参考文献
富岡宏太(2016)「中古和文の「命令形カシ」」『國學院雑誌』117 (8)
富岡宏太(2017)「中古和文の助詞カシ」『日本語の研究』13 (4)
菊地  礼(長野工業高等専門学校)
小原 みと希(中央大学(院))
語義情報を用いた古典語比喩の分析:『方丈記』を対象として
発表要旨 本発表は比喩を構成する語の語義に着目して、『方丈記』に用いられた比喩の実態と特徴的な運用方法を明らかにする。まず、「日本語歴史コーパス」のメタデータであるCHJ-WLSPの語義情報を用いて、『方丈記』の比喩を構成する意味分野を整理する。それにより、『方丈記』に用いられた比喩が、どのような事物・事柄を喩えの対象に取るか、またどのようなイメージや情報を用いて比喩を形成しているかを明らかにする。また、『方丈記』には、従来、古歌や古詩を踏まえた和語による対句が指摘されている。『方丈記』では文章を展開するために、既存のイメージや自然の景物を「喩」としながら、対比の発想や表現を駆使している。同じような現象は、既に「古今集仮名序」に見られる。しかし、中世期の『方丈記』の対比表現がどのような表現であるかは明らかでない。そのような『方丈記』の比喩の特徴的な運用としての対比表現を明らかにする。
加藤 恵梨(愛知教育大学) 児童詩にみられる感情表現の分析
発表要旨 詩には児童の思いや考えが直接表現されており、児童が学齢によってどのような感情や思いを抱いているのかを理解する資料として適していることが先行研究で指摘されている。そこで本研究では、国立大学附属小学校の文集(2019年~2023年の5年間分)に収録されている児童詩(1年生31編、2年生31編、3年生23編、4年生45編、5年生48編、6年生30編の計208編)を調査対象とし、児童が学齢によってどのように感情を表しているのかを明らかにする。分析の結果、低学年では、「(大)すき」「たのしい」といった感情形容詞を用い、その場の感情を表しているのに対し、中学年になると「うれしくなってとびはねた」「走りだしそうな気持ち」のように、感情形容詞を使用する場合でも感情をわかりやすく表現している。さらに高学年になると、感情形容詞の使用が減るかわりに「うれしさがこみあげてきた」のような感情名詞の使用が増えたり、「いつも納得できない」「あまり気をつかいたくない」のような否定表現を用いて感情を表しているといった特徴がみられた。
苅宿 紀子(和光大学) 発話における副詞の出現位置と用法
発表要旨 書き言葉においては日本語は文末に述語があるのが標準だが、話し言葉では「終わるよそろそろ」のように述語よりも後に文の要素を置くことがある。特に副詞は発話において、いろいろな位置に出現する例がみられる。
これまでの先行研究には、後置される副詞を命題内副詞と命題外副詞に二分し、後置された場合の順序と機能を分析したり、「修復」の観点から副詞の語順について分析したりするものがある。しかし、述語に前置するものも含めて発話内の副詞の出現位置と用法について考察されたものは少ない。
本発表では、大学生三者間の自由会話を収録した録音・録画資料を用いる。話し言葉特有の現象が出現しやすい「くだけた雑談」の資料である。「ほんとほんとそうなのそうなの」といった述語前置の例や「遠いんだよなーちょっと」といった述語後置の例について、共起する語や述語との関係、対応する発話などの観点から、発話内の副詞の出現位置と用法について考察する。

第60回 令和5(2023)年 6月3・4日 神奈川大学

講演 水川 敬章(神奈川大学) 翻案者の使命――映画と小説の表現について
シンポジウム テーマ:生誕150年記念 鏡花と表現
司会 西尾 元伸(帝塚山大学)
吉田 遼人(愛知学院大学) 怪異が語られるとき―「浅茅生」試論
富永 真樹(青山学院大学(非)) 回想記を彩る表現、ずらす表現
間淵 洋子(和洋女子大学) 鏡花の語彙と文体
研究発表 丁 昊天(名古屋大学(院)) 日本語における記憶のメタファーについて
研究発表 鈴木 梓(福井大学) 現代日本語における嗅覚表現の理解―韓中日本語学習者との比較から―
研究発表 成田 大知(成城大学(院)) 源氏物語別本の文章
研究発表 井上功太郎(美作大学) 小学校物語教材における敬体の機能
研究発表 深田 芽生(明治大学(院)) アニメーション作品における人物の性格と言葉遣いの結びつきについて ―行為要求のモダリティに注目して―
研究発表 住⽥ 哲郎(京都精華大学) ⽂字による⽇本語キャラクターの創出と役割語度に関する⼀考察

第59回 令和4(2022)年 6月4・5日 京都橘大学(Zoomによる動画配信)

講演 金 明哲(同志社大学) スタイロメトリー(Stylometry)から連想する表現研究
シンポジウム テーマ:比喩の身体性と知性
司会 野田 大志(愛知学院大学)
小松原哲太(神戸大学) 比喩の虚構性の諸相:英語の従属接続詞 as if の修辞的用法
鷲見 幸美(名古屋大学) 小学校教科書に埋もれた比喩:「表現技法」としてではない比喩に着目した分析
西山 秀人(日本大学) 歌枕の喩性:和歌から散文へ
研究発表 鐘 紫儀(東北大学(院)) 新聞記事における逆接の接続詞の文体混用について
研究発表 胡  佳芮(一橋大学(院)) 流行歌の歌詞にみられる二重表記の表現性―「時間(とき)」のような時間に関する表現を中心に―
研究発表 西澤 萌希(名古屋大学(院)) 自称詞キャラクタによるスタイルの使い分け―トーク番組の談話データに注目して―
研究発表 釜田友里江(神田外語大学) 相手の経験に寄り添う際にみられる「それな」の特徴
研究発表 小原みと希(中央大学(院)) 『源氏物語』における認識の反映―評価の形容詞を中心にして―
研究発表 菊地 礼(東京成徳大学(非)) 反リアリティの直喩

第58回 令和3(2021)年 6月5・6日 Zoom開催

講演 今仁 生美
(名古屋学院大学教授)
「名古屋から東京に」はOKなのに、なぜ「1時から5時に」は不自然なのか ― 自然言語とトポロジーの接点 ―
シンポジウム 司会 友定 賢治(県立広島大学名誉教授)
講師 川﨑めぐみ(名古屋学院大学)
講師 岸江 信介(奈良大学)
講師 椎名 渉子(名古屋市立大学)
テーマ:方言表現論の最前線
研究発表 籾山 泰斗(東京外国語大学(院)) 「AはBの顔/看板/目玉」形式に関する考察
研究発表 梶原 彩子(名古屋学院大学)
陳 帥(青島農業大学)
松浦 光(横浜国立大学(非))
菊地 礼(中央大学(院))
日本語はコロナをどのように捉えているか
―「ウィズコロナ」「アフターコロナ」の考察から―

第57回 令和2(2020)年 6月6・7日 開催中止

第56回 令和元(2019)年 6月1・2日 明治大学駿河台キャンパス

講演 張  競
(明治大学教授)
文学表現の可能性と限界    ―文体のオリジナリティと書くことの責任について―
シンポジウム 司会 田島  優(明治大学)
講師 小田  勝(國學院大學)
講師 小野 正弘(明治大学)
講師 小西いずみ(広島大学)
テーマ:述語部構造と表現性
研究発表 加藤 恵梨(大手前大学) 不満を表す「ちぇっ」「ちっ」「ちくしょう」について
研究発表 長沼 英二(明治大学〔非〕) 阿房列車の直喩表現
研究発表 小林 千草 『続狂言記』をアレンジした幕末台本の表現性 ―その実態と狙い―
ワークショップ 木村 雅則(神戸学院大学) 『古今和歌六帖』の語彙 ―索引作りを通して―
ワークショップ 小池 博明(長野工業高等専門学校) 和歌表現史研究への提案 ―「なりけり」と修辞の関連を例として―
ワークショップ 西山 秀人(日本大学) 後撰集時代におけるミ語法の和歌 ―古今集時代詠との比較―

第55回 平成30(2018)年 6月2・3日 同志社大学今出川キャンパス

講演 植木朝子
(同志社大学教授)
中世歌謡の表現―『梁塵秘抄』の世界―
シンポジウム 司会 野村眞木夫(上越教育大学名誉教授)
講師 西田隆政(甲南女子大学)
講師 福沢将樹(愛知県立大学)
講師 栗原裕(大妻女子大学名誉教授)
テーマ:「語り論」の新展開
研究発表 百瀬みのり(大阪大学〔院〕) 接続詞「で」のフィラー的用法
研究発表 湯浅千映子(大阪観光大学) ネットニュースの見出しの機能と本文の文章構造の関係 ―NHK「NEWS WEB EASY」・「NEWS WEB」を用いて―
研究発表 松浦光(横浜国立大学(非)) 事象構造メタファーからみた人間の活動の「波」と「流れ」
研究発表 山下太郎(東住吉高等学校) 『栄花物語』の語り―書くことと語ること、そして、聞くこと―
研究発表 長沼英二(明治大学(非)) 勢語九段と冥府の旅路
研究発表 宮城信(富山大学) 食レポ作文における食物テクスチャの分析

第54回 平成29(2017)年 6月3・4日 成蹊大学

講演 揖斐 高
(成蹊大学名誉教授)
江戸漢詩と擬古表現
シンポジウム 司会 多門靖容(愛知学院大学)
講師 早津恵美子(東京外国語大学)
講師 木下りか(武庫川女子大学)
講師 長谷部亜子(愛知学院大学研究員)
テーマ:文法論と表現論
研究発表 百瀬みのり(大阪大学〔院〕) 中古和文資料における「カクテ」と「サテ」の機能の差異
研究発表 宮城 信(富山大学) 反復的動作を表す副詞の階層的分析
研究発表 グエン ティ タイン トゥイ
(一橋大学〔院〕)
ベトナム語を母語とする学習者による日本語オノマトペの使用実態と産出傾向
研究発表 釜田友里江(神田外語大学) 「自己卑下」と「自慢」における共感発話
研究発表 井上裕之(一橋大学〔院〕) 指示語の使用に見る放送ニュース原稿と新聞記事との比較 ―リード文(前文)と本文の関連に着目して―
研究発表 三谷彩華(早稲田大学〔院〕) 日本語学の研究論文における要旨の文章構造
研究発表 銭 秀双(成蹊大学〔院〕) 植物に関することわざの比喩表現
研究発表 菊地 礼(中央大学〔院〕) 直喩再考

第53回 平成28(2016)年 6月4・5日 帝塚山大学 奈良・東生駒キャンパス

講演 糸井通浩
(龍谷大学名誉教授・京都教育大学名誉教授)
日本語のリズム
シンポジウム 司会 田島 優(明治大学)
講師 石出靖雄(明治大学)
講師 中谷元宣(常翔学園中学・高等学校)
講師 柳澤浩哉(広島大学)
テーマ:没後100年漱石の表現
研究発表 市地 英(共立女子大学) 馬琴読本の振り仮名 一変体仮名の用字を中心に一
研究発表 長沼英二(明治大学〔非〕) 源氏物語の面影表現
研究発表 半沢幹一(共立女子大学) 古代散文における歌の引用形式
研究発表 石井久美子(お茶の水女子大学) 大正期の『婦人公論』の外来語に見る女性像
研究発表 宮城 信(富山大学) 児童作文に見る感情・感覚・評価を表す表現の使用状況
研究発表 山下明昭(香川大学) 英語と日本語の時制(tense)表現について ー川端「雪国」の翻訳をテキストとして一

第52回 平成27(2015)年 6月6・7日 県立広島大学サテライトキャンパスひろしま(広島県民文化センター)

講演 定延利之(神戸大学) 「表し」と「漏れ」:非流ちょうな発話をめぐって
シンポジウム 司会 中島一裕(帝塚山大学)
講師 友定賢治(県立広島大学名誉教授)
講師 吉村耕治(関西外語大学)
講師 中里理子(白百合女子大学)
テーマ:オノマトペの〈感性〉
研究発表 森川風太(大阪府立天王寺高校) 文学表現における<モノ>描写の研究 ― <モノ>描写の通時的研究を目指して ―
研究発表 稲益佐知子(日本体育大学非) 「恐怖」を修飾する表現について ―直喩の果たす役割に着目して―
研究発表 星野祐子(十文字学園女子大学) グルメ記事におけるオノマトペ
研究発表 楊瓊(同志社大学院生) 『今昔物語集』における「故(ユヱ)」を含む表現形式 ―原因理由の接続表現を中心に―
研究発表 岡田ひろみ(共立女子大学) 「王朝文芸における〈折り枝〉表現 ―『源氏物語』以前 ―
研究発表 中谷元宣(常翔学園高校) 花を透かして来る月あかりに暈されて ―谷崎潤一郎「少将滋幹の母」の桜の表現をめぐって―
研究発表 半澤幹一(共立女子大学) 三島由紀夫短編小説構成法

第51回 平成26(2014)年 5月31日・6月1日 相模女子大学

講演 谷崎 昭男(相模女子大学) わが表現法
シンポジウム 司会 糸井 通浩(龍谷大学名誉教授) テーマ  表現における〈視点〉
講師 長谷部 陽一郎(同志社大学) 視点と文脈情報 ―認知言語学に基づく日英語対照研究―
講師 石出 靖雄(明治大学) 視点の違いが文構造に与える影響 ―文末表現を中心に―
講師 深津 謙一郎(共立女子大学) 文学研究における「語り」と「視点」 ―芥川龍之介「トロッコ」を中心に―
研究発表 咲本 英恵(共立女子大学) 中世王朝物語『風に紅葉』における女性の恋歌表現
研究発表 長沼 英二(共立女子大学非常勤講師) 和語成句の漢訳表現 -「はらをきる」と「断腸」-
研究発表 半沢 幹一(共立女子大学) 新撰万葉集における和歌と漢詩の対応パターン
研究発表 武藤 輝昭(関西外国語大学) 広告表現における英語とカタカナ語の使い分け
研究発表 湯浅 千映子(早稲田大学院生) 受容年齢層の差がもたらす海外翻訳作品の訳出過程の多様性 ―『ジーキル博士とハイド氏』の日本語訳から―
研究発表 山本 和恵(同志社大学嘱託講師) 夏目漱石の小説テクストにおける有情物主語の受身表現の選択
研究発表 李 種恩(広島大学院生)
柳澤 浩哉(広島大学)
『それから』の表現に現れた代助の思考の癖 -彼の大胆な決断の背景-

第50回 平成25(2013)年 6月1・2日 愛知県労働会館(ういんくアイチ)

講演 清水良典(文芸評論家) 表現がリサイクルする―模倣と表現―
シンポジウム 野村眞木夫(上越教育大)
西田隆政(甲南女子大)
中島一裕(帝塚山大)
テーマ:表現学説を見直す
研究発表 小池博明(長野高専) 初句切れの表現構成―古今和歌集から後拾遺和歌集まで―
研究発表 阿久澤 忠 橋姫の巻「御前にて失はせ給へ」は誰の言葉か
研究発表 藤井俊博(同志社大) 今昔物語集の「にけり」―テクスト機能の諸相―
研究発表 石黒由香里(愛知学院大非) 説明文教材の表現分析―「難しさ」のありか―
研究発表 植山俊宏(京都教育大) 表現の連鎖・類比性に着目した説明的文章教材の教材研究法
研究発表 高坂京子(立命館大) 冠詞が映し出す英語の世界
研究発表 北林利治(京都橘大) 日英語における〈見え〉の表現

第49回 平成24(2012)年 6月2・3日 共立女子大学

講演 山口仲美(明治大) 仮名文の花ひらく
シンポジウム 金 原鎰(韓国白石文化大)
石黒 圭(一橋大)
梅林雅美(恵泉女学園大非)
小林由紀(慶応大非)
テーマ:広がる指示詞の世界―表現の『場』から指示詞を考える―
研究発表 福冨麻子(東京外国語大院生) 現代日本語「安らか」の意味分析
研究発表 小山友里江(名古屋大院生) 日本語母語話者同士の会話に現れる共感表明の機能―会話中の質問表現に焦点を当てて―
研究発表 セペフリバディアザム
(一橋大院生)
日本語における自称表現
研究発表 パトリツィア ディシィ フジンスカ
(お茶の水女子大院生)
企業における管理職の女性の命令・依頼表現について
研究発表 奈良夕里枝(フェリス女学院大) 複雑な推論を表す条件表現―推理小説における条件表現について
研究発表 水藤新子(中央学院大) 三島由紀夫「真夏の死」の表現
研究発表 梅林博人(相模女子大) 言語変化の過渡期における個人の使用実態―古川ロッパの「全然」を例に―

第48回 平成23(2011)年 6月6・7日 関西外国語大学

講演 秋本守英 アイウエオと伊呂波の表現学
シンポジウム 中島一裕(帝塚山大)
多門靖容(愛知学院大)
水藤新子(中央学院大)
司会:吉村耕治
テーマ:感性と言語―日本語を中心に―
研究発表 苅宿紀子(早稲田大院生) 談話におけるガ格無助詞文の使用実態について
研究発表 長谷部亜子(愛知学院大院生) モトとナカ―副詞的用法を中心に―
研究発表 茗荷 円(共立女子大非) 夏目漱石の書簡文の表現特徴
研究発表 坂本麻裕子(名古屋大院生) 明治修身教科書における〈労働〉倫理の表現―二宮金次郎と塩原多助―
研究発表 呉 恩英(名古屋大院生) 在日朝鮮人文学における〈朝鮮的なるもの〉―金石範の作品を中心に―
研究発表 大川英明(関西外国大) 映画に見られる家族の会話と日米文化の差異―夫婦の会話、親子の会話―

第47回 平成22(2010)年 6月6・7日 お茶の水女子大学

講演 外山滋比古 表現の原理
シンポジウム 染谷裕子(田園調布学園大)
中里理子(上越教育大)
菅 聡子(お茶の水女子大)
平田由美(大阪大)
司会:髙﨑みどり
テーマ:女と書き物―女が読む/女が書く/女を描く
研究発表 長谷部亜子(愛知学院大院生) 多義語「モト」の意味分析
研究発表 山本和恵(同志社大院生) 「一人称小説」「三人称小説」における受身表現の分類と機能
研究発表 石出靖雄(学習院女子中高) 小説の地の文におけるタ形文末の特性
研究発表 王 慧杰(東海大院生) 村上春樹『ノルウェイの森』の中国語訳本における「誤訳」
研究発表 山田昌裕(恵泉女学園大) 副助詞「のみ」の変容―鎌倉期散文資料を中心に―
研究発表 田中啓行(早稲田大院生) 講義の談話構造に基づく受講ノートの理解類型の分析
研究発表 湯浅千映子(韓国忠南大) 臨時一語の分解を伴う小学生新聞の言い換え
研究発表 ポリー・ザトラウスキー(ミネソタ大) テレビの料理番組の中で見られる言語・非言語行動による評価表現

第46回 平成21(2009)年 6月6・7日 山口大学

講演 中原 豊(中原中也記念館) 中原中也の方法―交錯するまなざし―
シンポジウム 香西秀信(宇都宮大)
森 雄一(成蹊大)
柳澤浩哉(広島大)
平野敏彦(広島大)
テーマ:レトリックの眼で見た世界―虚偽・悪文・映画・判決―
研究発表 星野祐子(お茶の水女子大院生) 大学生による課題解決型話し合いにおける“繰り返し”の機能
研究発表 張 偉莉(龍谷大院生) 勧誘のモダリティの日中対照研究
研究発表 髙﨑みどり(お茶の水女子大) 自然談話における引用表現の実態と分析
研究発表 桑原哲朗(新潟県立教育センター) 問うということー芦田恵之助の表現思想―
研究発表 加藤恵梨(名古屋大院生) 形容詞の主観性について―『うれしい』、『たのしい』、『おもしろい』を中心に―
研究発表 下岡邦子(龍谷大院生) 感情動詞『安らぐ』についての一考察
研究発表 大畑陽子(同志社大院生) 『宇治拾遺物語』における「けり」文の性質

第45回 平成20(2008)年 6月7・8日 愛知学院大学

講演 鏡味明克(愛知学院大) 地名と表現
シンポジウム 佐久間まゆみ(早稲田大)
高橋淑郎(ミュンヘン大)
ポリー・ザトラウスキー(ミネソタ大)
石田敏子
司会:石黒 圭
テーマ:講義の談話の表現から理解へ
研究発表 陳 崗(兵庫教育大連合大学院生) 残念の心情を表す和語の語彙史
研究発表 百瀬みのり(お茶の水女子大院生) 中世期言語資料に見られる『サテ』『サルホドニ』について
研究発表 島村直己(国立国語研) 児童・生徒の課題作文の語彙と文の長さ
研究発表 松本 修(上越教育大) 読み語りにおける読み手の方略
研究発表 稲益佐知子(国立国語研非) Xノヨウナモノについて―比喩表現を中心に―
研究発表 内田安伊子(早稲田大非) 応答の『ソウ』の意味機能
研究発表 鈴木香子(早稲田非) 講義の『話段』におけるスピーチ・レベル・シフトの統括機能
研究発表 朴 恵?(早稲田大院生) 要約文における講義の談話のパラフレーズ

第44回 平成19(2007)年 6月3・4日 龍谷大学

講演 山梨正明(京都大) 認知レトリックと言葉の〈創造性/想像性〉
シンポジウム 岡田博子(二松学舎大非)
平田由美(大阪外国語大)
長谷部陽一郎(同志社大)
司会:神尾暢子
テーマ:物語・小説の話法
研究発表 椎葉富美(長崎西高) 『土佐日記』における表現意識の一考察―登場人物の呼び方を通して―
研究発表 長沼英二(明治大非) 漢語訓読と和歌表現―「ミドリ」と「アヲシ」-
研究発表 福川雅美(東九州短大非) 謡曲曲末「けり」の表現性
研究発表 小林千草(東海大) ハビアン『平家物語』〈重衡東下り・千手〉の段と能「千手重衡」―復元をプロセスとする“語り”の表現論―
研究発表 田貝和子(東洋大非) 瀬沼夏葉の文体
研究発表 木戸光子(筑波大) 冒頭文と結尾文の文章を統括する機能―統括型と尾括型の要約文の分析を通して―
研究発表 西川真理子(甲子園大) 「言うには文」をめぐって
研究発表 安 増煥(韓国韓南大) 聖書の翻訳から見た日本語の特徴―韓国語との対照的な観点から―

第43回 平成18(2006)年 6月3・4日 高崎経済大学

講演 佐藤正子 息づいている草屋暮らしの言葉―和歌(うた)を紡いで40年―
シンポジウム 吉村耕治(関西外国語短大)
大島中正(同志社女子大)
松川利広(奈良教育大)
司会:甲斐睦朗
テーマ:日本語らしさと英語らしさ
研究発表 茗荷 円(聖心女子大院生) 近代の女性の書簡文の研究―大正時代を中心に―
研究発表 安井寿枝(甲南大院生) 『細雪』四姉妹の対称詞―その使用から見えるもの―
研究発表 上田光一郎 文脈の方向性に関する一考察―新聞記事のリードを主な資料として―
研究発表 稲益佐知子(国立国語研非) 直喩を表すXノヨウナY文の表現類型
研究発表 顧 那(名古屋大院生) 日本語における自由直接話法と自由間接話法の形態と意味
研究発表 徐 洪
柳澤浩哉(ともに広島大)
日本と韓国における説得表現の修辞学的比較分析
研究発表 ポリー・ザトラウスキー
(ミネソタ大)
談話における指示的な身ぶりの種類と機能
研究発表 片 茂鎮(韓国檀国大) 「により」考

第42回 平成17(2005)年 6月4・5日 香川大学

講演 真田真治(大阪大) 在米・在中・在露コリアン女性の日本語表現
シンポジウム 稲垣泰一(筑波大)
楠見孝(京都大)
水藤新子(早稲田大非)
司会:田中瑩一
テーマ:表現としての恐怖・怪異―その本質と諸相
研究発表 上田恭寿(大阪大院生) 思考と発話の2要素による日本語物語テクストの類型化
研究発表 鈴木香子(早稲田大非) 相談の談話における話段の表現特性
研究発表 蟹江希世子(名古屋大院生) 童名考―『源氏物語』の表現方法の一環として―
研究発表 松村美奈(愛知大院生) 仮名草子『棠陰比事物語』の翻訳態度について
研究発表 石黒 圭(一橋大) テキストの線状性と多重性
研究発表 松本 修(上越教育大) 読みの分岐点と読みの形成要因
研究発表 石出靖雄(学習院中高) 夏目漱石『三四郎』『道草』における地の文の諸相
研究発表 片山 武 夏目甕麿の万葉集研究―萬葉摘草を例として―

第41回 平成16(2004)年 6月5・6日 明治大学

講演 中沢けい(作家) 主観と客観―主観表現の恢復に向けて―
シンポジウム 赤羽研三(上智大)
植山俊宏(京都教育大)
野村眞木夫(上越教育大)
司会:糸井通浩
テーマ:表現学演習―日本近現代詩を材料として―
研究発表 福永佳子
(ノートルダム清心女子大院生)
『源氏物語』における対照表現
研究発表 長沼英二(明治大非) 〈採らない〉という表現―嗅覚表現と八代集恋部構成―
研究発表 倉田靜佳(東北大院生) 馬琴のふりがな―表現技法の一つとして―
研究発表 清水泰生(臨南寺東洋文化研究所) 落胆を表す類義語について―がっかりを中心に―
研究発表 朴 恵?(早稲田大院生) 尾括型論説文の「段」の統括関係による要約文の表現類型
研究発表 湯浅千映子(学習院大院生) 子どもに向けた談話の構造と展開―子どもラジオ電話相談の事例から―
研究発表 稲益佐知子(城西国際大非) 直喩表現の分析における“対比関係”という手法
研究発表 深津謙一郎(明星学園高非) 村上春樹の比喩表現
研究発表 斎 孝則(桜花学園大) 黒人霊歌の表現様式
研究発表 吉村耕治(関西外国語短大) 感覚表現における共通感覚と共感覚の共存―色階の可能性―

第40回 平成15(2003)年 6月7・8日 広島大学

講演 町 博光(広島大) 「おまえの家に来る」の表現
シンポジウム 松浦照子(名古屋短大)
石黒由香里(愛知学院大非)
小宮千鶴子(早稲田大)
司会:半沢幹一
テーマ:日本語の話し方―表現教育の現場から―
研究発表 内山和也(広島大院生) ブログの表現スタイルについて
研究発表 小柴良子
(ノートルダム清心女子大院生)
和泉式部の二面性
研究発表 尾崎 勇(熊本学園大) 大鏡の表現技法―仏法の位置づけから―
研究発表 木村雅則(皇學館大) 和歌の禁止表現について―『古今和歌六帖』を中心に―
研究発表 木戸光子(筑波大) 尾括型の意見文の文章構造についての一考察
研究発表 李 銀炯(広島大院生) 吉本ばななと申京淑における色彩表現の比較研究
研究発表 徐 洪(広島大院生) 安部公房における聴覚表現
研究発表 路 玉昌(吉備国際大) 小説の地の文における指示副詞コウ・ソウについて―コウ・ソウが発話動詞・思考動詞を修飾する場合―

第39回 平成14(2002)年 6月1・2日 桜花学園大学

講演 大野 裕(愛知県立看護短大) 狐の語る新美南吉
シンポジウム 籾山洋介(名古屋大)
森 雄一(成蹊大)
司会:多門靖容
テーマ:比喩分析の新展開―換喩・提喩を中心に―
研究発表 長沼英二(明治大非) 和歌表現と縮約表現
研究発表 柳 椿姫(韓国又松大) 「類似表現」の特徴―平安時代を中心に―
研究発表 清水泰生(臨南寺東洋文化研究所) 「ねだる」の類義表現について
研究発表 池田俊之(同志社大) ジョークにおける意味理解の過程について
研究発表 島村佳代子
(ノートルダム清心女子大院生)
歌語「空」の表現について
研究発表 内藤聡子(愛知大院生) 『源氏物語』若菜下の表現について―「琵琶はすぐれてじやうずめき」を中心に―
研究発表 趙 宣映(広島大院生) 「彼」と「自分」について

第38回 平成13(2001)年 6月2・3日 長崎外国語大学

講演 奥野政元(活水女子大) 芥川龍之介の表現
シンポジウム 赤羽研三(防衛大)
呉羽 長(富山大)
藤田保幸(志賀大)
荻原 寛(長崎県立大)
陳 雪瑛(長崎大非)
司会:畠中康男
テーマ:翻訳文と表現学
研究発表 塩田英子(龍谷大院生) 文字テロップと推論モデル
研究発表 杉山美鳥(安田女子大院生) 『真夏の夜の夢』におけるオクシモロン(矛盾語法)
研究発表 伊藤徳文(徳島文理大) Shared Knowledge and Interpretation in English
研究発表 柳澤浩哉(広島大) King Lear第1幕第1場の修辞学的分析
研究発表 芝 典子(甲南大院生) 宮沢賢治の童話における「ようだ」を含む比喩表現
研究発表 福井淳子(神戸学院大) 紀行文の革新
研究発表 ポリー・ザトラウスキー
(ミネソタ大)
アニメーションのストーリーを語る際の話段と中心発話
研究発表 辛 碩基(韓国建陽大) 日本語受動表現の韓国語訳について―文学作品の分析を中心として―

第37回 平成12(2000)年 6月3・4日 加計学園国際学術交流センター

講演 柴田 一(就実女子大) 言語表現と文字表現―方言と御家流―
シンポジウム 中畠孝幸(甲南大)
山下明昭(香川大)
佐藤政光(明治大)
司会:田知英三
テーマ:日本語教育と表現学
研究発表 落合由治(安田女子大院生) 文章の冒頭について―特定の時の提示と主な登場者の登場を中心に―
研究発表 金 原鎰(明治大院生) 日本語の指示語「コ、ソ、ア」―韓国語の指示詞「i、ku,ce」との対応関係を中心に―
研究発表 長沼英二(明治大非) 『落窪物語』の丁寧表現
研究発表 柳澤浩哉(広島大) 近松における文体の機能―文体による話者の判断力の表現―
研究発表 高坂京子(立命館大) 英語における冠詞・指示詞の用法と推論のメカニズム
研究発表 林 雅芬(新潟大院生) 日中論説文の文章構造―新聞社説を材料として―
研究発表 趙 宣映(広島大院生) 志賀直哉の文に関して―草稿と定本の比較を通して―
研究発表 山田昌裕(大正大非) 「ゾ」の表現性を引き継ぐ表現形式
研究発表 半沢幹一(共立女子大) 方言比喩語の地理的傾向
研究発表 吉田則夫(岡山大)
支洪涛(兵庫教育大連合大学院生)
身体語を含む慣用句についての日中対照研究―「目」の場合―

第36回 平成11(1999)年 6月5・6日 武庫川女子大学

講演 楠見 孝(東京工業大) 感情表現における認知と文化
シンポジウム 難波博孝(愛知県立大)
平野芳信(山口大)
中村吉秀(福井工業高専)
司会:早川勝広
テーマ:表現における構造
研究発表 福井淳子(武庫川女子大院生) 『文章世界』所蔵の「新語彙」と『ホトトギス』掲載写生文
研究発表 金志佳代子(京都成章高非) 時間・空間表現と格
研究発表 坂田達紀(舞鶴工業高専) 小林秀雄の言語意識
研究発表 吉村耕治(関西外国語短大) 感覚表現の特性
研究発表 長谷部陽一郎(同志社大院生) 「自分」と“―self”―認知文法による日英対照研究―
研究発表 福島 昇(日本大) Juelius Ceasarと河島敬蔵―‘Negative Capability’の視点を交えて―
研究発表 福田一雄(新潟大) 日英語間の翻訳に見る「ノダ」表現の意味と機能
研究発表 多門靖容(愛知学院大) 比喩史をどう書くか
研究発表 藤井俊博(同志社大) 説話の冒頭句と歴史的現在―宇治拾遺物語を中心に―

第35回 平成10(1998)年 6月6・7日 大妻女子大学

講演 林 望(東京芸術大) 私にとっての「表現」
シンポジウム 西村真一(共立女子大)
石井正彦(国立国語研)
東谷 護(京都大院生)
司会:半沢幹一
テーマ:〈はやりうた〉の表現
研究発表 鳥羽祥子(同志社大院生) 動詞の意味の領域:CLIMBと「のぼる」―
研究発表 柴田奈美(岡山県立短大) 正岡子規の俳句「鶏頭の十四五もありぬべし」の考察
研究発表 橋本喜代太(聖和大) 国語・英語教育におけるパラグラフ構成の扱いについて―トピックセンテンスを中心に―
研究発表 三宅雅明(武庫川女子大) 記号の有体性
研究発表 三浦秀松(同志社大院生) 畳語の構造―畳語名詞の意味と派生―
研究発表 稲益佐知子(東京都立大聴講生) 指標比喩についての一考察―喩詞のはたらきを着眼点として―
研究発表 小松聡子(大阪国際児童文学館) 吉屋信子の長編少女小説の表現研究―「紅雀」を中心に―
研究発表 船所武志(四天王寺国際仏教大) 近代小説の遠近法―叙述と視点布置とにかかわって―
研究発表 赤羽 学(安田女子大) 芭蕉の表現―静止主体と動作主体の交替現象

第34回 平成9(1997)年 6月7・8日 奈良教育大学

講演 樺島忠夫 表現法をどう教えるか
シンポジウム 栗原 裕(大妻女子大)
小松光三(愛媛大)
三宅雅明(武庫川女子大)
司会:湊 吉正
テーマ:表現学の現在
研究発表 阿久津友希(大阪教育大院生) 随筆のタイトル機構―向田邦子の随筆から―
研究発表 石黒 圭(早稲田大院生) 文間を読む―連文論への一試論―
研究発表 西村浩子(松山東雲女子大) 奄美諸島における昭和期「標準語」教育―方言禁止から方言尊重へ―
研究発表 半沢幹一(共立女子大) 私物化された自然空間―古代和歌における「わがやど」―
研究発表 古田芳江(広島女子商短大) 透谷のことば「文学」について―T.カーライルの影響を軸として―
研究発表 立川和美(東京大院生) 説明文のトピックセンテンスに関する試論―マクロ構造把握へむけての一試論―
研究発表 長沼英二(明治大非) 王朝和歌のことばえらび―音便形忌避縮約形の使用―
研究発表 岡 利通(広島文教女子大) 児童の日記に見られる述べ方について(Ⅳ)―N.W児の4年生時の日記に見られる冒頭部分の表現に注視して―
研究発表 山本雅子(愛知大) パースペクティブを反映する日本語表現―前景・背景の表示マーカーとしての「タ」「ル」―
研究発表 伊土耕平(奈良大) 「連鎖論」から見た文章構造

第33回 平成8(1996)年 6月1・2日 明治大学

講演 石川忠久(二松学舎大) 漢詩の詠い出しのはたらき
シンポジウム 橋本喜代太(聖和大)
神尾暢子(大阪教育大)
糸井通浩(龍谷大)
司会:福島行一
   井上泰至
テーマ:文章の構成―冒頭表現の諸問題
研究発表 松木正恵(早稲田大) 複合辞の表現性―「とみえ(て)」を例として―
研究発表 小松聡子(大阪国際児童文学館) 宮沢賢治の童話の表現研究―副詞「まるで」の用例を手がかりとして―
研究発表 伊藤徳文(徳島文理大) 英語表現における情報の機能―英語倒置表現を中心に―
研究発表 閔 聖泓(韓国外国語大) 韓・日の「食」の文化背景から見た比喩表現の比較
研究発表 朴 青国(韓国朝鮮大) 異形のなぞる表現による助詞分析
研究発表 友次克子(静岡理工科大) 節の接続と認知領域
研究発表 野浪正隆(大阪教育大) 俳句の読み

第32回 平成7(1995)年 6月3・4日 同志社大学

講演 斎藤 勇(同志社大) 表現とジェスチュア―中世英詩人チョーサーの場合―
シンポジウム 佐野仁志(京都嵯峨芸術短大)
原田寿美子(名古屋学院短大)
堀田敏幸(愛知学院大)
山内信幸(同志社大)
司会:畠中康男
テーマ:表現学と外国語教育
研究発表 川崎明仁(同志社大院生) 英語における助動詞表現の発達
研究発表 堀口誠信(和歌山信愛女子短大) 英文和訳の順序と規則に関わる問題点
研究発表 船所武志(大阪府立北野高) 文章要約と叙延機能
研究発表 多門靖容(愛知学院大) 神、仏、鬼、妖怪、化け物、怪物のイメージ
研究発表 半沢幹一(共立女子大) 喩像論再考
研究発表 伴 映恵子(名古屋大院生) 日本語テクストに現れる形容詞とその仏訳の問題
研究発表 井倉美江(大阪教育大非) 遠近法と作品世界の作られ方(二)
研究発表 野村眞木夫(上越教育大) 日常会話における『のだ』発話の機能
研究発表 宇田千春(同志社大) 日本語の結果構文について―『てある』文を中心に―
研究発表 赤楚治之(名古屋学院大) 数量詞遊離構文と非対格仮説をめぐって

第31回 平成6(1994)年 6月4・5日 共立女子大学

講演 橘 豊(茨城大) 手紙文の表現特性
シンポジウム 千葉俊二(早稲田大)
中村邦夫(宮古短大)
山口仲美(実践女子大)
平野芳信(山口大)
司会:林 巨樹
テーマ:文学作品の分析―谷崎潤一郎『細雪』の表現―
研究発表 小松聡子(お茶の水女子大院生) 巖谷小波における口語文体形成の軌跡―明治21年から24年までの小説を中心に―
研究発表 朴 青国(広島大院生) 日本語談話文におけるなぞる表現
研究発表 井倉美江(大阪教育大) 遠近法と作品世界の作られ方(一)―距離と語り―
研究発表 橋本喜代太(京都大) 英語における文頭の条件―話し手の心情と判断の提示
研究発表 長沼英二(二松学舎大院生) 表現主体と表現観点―落窪物語の文末表現―
研究発表 佐藤雅代(明治大) 和歌における動詞「わぶ」とその周辺
研究発表 岡 利道(島根大付属小) 児童の日記に見られる述べ方について―N.W.児の2年生時の日記に見られる冒頭部分の表現に注視して―
研究発表 野浪正隆(大阪教育大) 文学的文章の読みにおける推測と検証について

第30回 平成5(1993)年 6月5・6日 島根女子短期大学

講演 田中瑩一(島根大) 口承文芸の表現研究―民話と田植歌を手がかりに―
シンポジウム 小田迪夫(大阪教育大)
中島一裕(手塚山短大)
野村眞木夫(弘前学院大)
司会:土部 弘
テーマ:「説明」の機能
研究発表 湯浅哲司(太田市立北三瓶小) 国語教育における読者論の受容
研究発表 岡 利通(島根大付属小) 児童の日記に見られる述べ方についてーN.W児の一年生時の日記に見られる冒頭部分の表現について―
研究発表 船所武志(大阪市立北野高) 戯曲対話の表現分析―岸田國士『紙風船』を例として―
研究発表 愛知峰子(中部大) 「たけくらべ」の情景と文章―和歌的表現の役割について―
研究発表 王 世和(広島大院生) 「動詞+ている」の用法と意味
研究発表 柳澤浩哉(広島大) テイル形式の非アスペクト的意味
研究発表 半沢幹一(共立女子大) 古代和歌における心の擬物化表現の諸相
研究発表 伊藤善啓(松江工業高専) 提案発話に対する返答の意味解釈算定基準としての「前提質問」

第29回 平成4(1992)年 6月6・7日 筑波大学

講演 森野宗明(筑波大) 待遇表現の諸相―平安仮名文学作品を中心に―
シンポジウム 鳴島 甫(筑波大)
金井 満(防衛大)
田中章夫(学習院大)
司会:佐久間まゆみ
テーマ:要約文の表現原理
研究発表 青谷法子(大阪大院生) Lexical Relation Thesaurusの理論的枠組についての一考察
研究発表 北林利治(徳島文理大) 英語表現における結合価の増減現象
研究発表 藤掛庄市(岐阜大)
児玉玲子(皇學館大)
英語連体修飾の構造についての一考察―特に非限定修飾の場合―
研究発表 野村眞木夫(弘前学院大) テクストにおける時間の表現のはたらき
研究発表 島田智子(広島大) 移行する「今」と語り手との関係について―谷崎潤一郎『痴人の愛』をテキストとして―
研究発表 中村吉秀(大阪教育大付属高) 描写度と文体
研究発表 松川利広(岡崎女子短大) 少年詩の比喩―まど・みちお氏を中心に―
研究発表 半沢幹一(共立女子大) 古代和歌の火喩

第28回 平成3(1991)年 6月1・2日 龍谷大学

講演 安田 章(京都大) 朝鮮資料によって解明される国語の表現
シンポジウム 藤田保幸(滋賀大)
山口堯二(大阪大)
山梨正明(京都大)
司会:糸井通浩
テーマ:修飾の表現機構―連体修飾を中心に―
研究発表 神尾暢子(大阪教育大) 一般慣例と個別特例―源氏物語の用語例「例」―

第27回 平成2(1990)年 6月9・10日 広島大学

講演 相原和邦(広島大) 日本近代文学におけるしぐさー漱石文学を軸として―
講演 中村 明(早稲田大) 笑いのレトリック
シンポジウム 石黒昭博(同志社大)
樺島忠夫(大阪府立大)
杉浦 実(九州大)
司会:木原 茂
テーマ:描写をどう捉えるか
研究発表 井上博文(広島大) 大分県姫島方言に於ける性向語彙の地域性
研究発表 熊取谷哲夫(広島大) 日本語の「感謝」における表現交替現象とその社会言語学的モデル
研究発表 中島一裕(帝塚山短大) 表現文の述語構成と機能
研究発表 松川利広(岡崎女子短大) 新美南吉の文体―「光」にかかわる表現に着目して―
研究発表 片村恒雄(高知大) 文学教材の句読法―『羅生門』の場合―
研究発表 吉村耕治(関西外国語短大) The Phoenixにおける色彩表現
研究発表 半沢幹一(共立女子大) 比喩論と構文論

第26回 平成元(1989)年 5月27・28日 愛知県婦人文化会館

講演 永田友市(愛知淑徳大) 小倉百首の独自表現-表現自体と表現以外と-
講演 塚原鉄雄(二松学舎大学) 現代日本語における漢字の問題
シンポジウム 赤羽学(岡山大)
桑田明
田中栄一(新潟大)
テーマ:解釈の方法
研究発表 河井恵子(梅花女子短大) Ernest Hemingwayの短編小説における技法-repetitionの表現効果について-
研究発表 藤掛和美(中部大女子短大部) 聖と賤と漂白と-説教節位相を焙り出す表現について-
研究発表 石川祥一(防衛大) ニューメディアを用いた英語教育
研究発表 友定賢治(広島文京女子大) 育児語の接辞について
研究発表 小田原浩文(京都府須知高) 山崎正和評論の表現研究
研究発表 船所武志(大阪大正高) 戯曲表現と事態伝達
研究発表 堀江祐爾(愛媛大) アメリカにおける作文教育
研究発表 森 米二(愛知県立看護短大) 詩の解釈

第25回 昭和63(1988)年 5月28・29日 愛媛大学

講演 高橋信之(愛媛大) 俳句と現代語的口語表現
講演 秋本守英(龍谷大) 国語辞典と表現
シンポジウム 難波平人(広島大)
栗原 裕(共立女子大)
湊 吉正(筑波大)
司会:永尾章曹
テーマ:表現学再考
研究発表 藤原将修(大阪府立池田北高) 事態認知と叙述の視点
研究発表 西山文夫(長崎外国語短大) 英語における受動化の可能性と限界
研究発表 堀江祐爾(愛媛大) アメリカにおける作文教育の基礎理論-James Brittonの理論を中心に―
研究発表 三宅雅明(大阪府立大) 言語表現論としての『惜しみなく愛は奪ふ』
研究発表 阿久澤 忠(都立江東商業高) 『源氏物語』の人物呼称―「君」に関する呼称について―
研究発表 鈴木敬司(中央学院大) 表現過程への一視点―レポートのまとめ方の指導に沿って―
研究発表 堀内俊和(愛知淑徳大) 情報価値からみた英語の語順―前置詞句連鎖の場合―
研究発表 佐藤嗣男(明治大) 芥川龍之介『秋』の文体―チエホフ体験の反映―

第24回 昭和62(1987)年 5月24・25日 梅花女子大学

講演 弥吉菅一 芭蕉の宿泊表現―『野ざらし紀行』の場合―
講演 石黒博昭(同志社大) 修辞と表現―戸川晴之教授の表現学をめぐって―
シンポジウム 楠見 孝(学習院大院生)
半沢幹一(共立女子大)
小野正弘(鶴見大)
司会;三宅雅明
テーマ:記号と表現
研究発表 古田芳江(広島大院生) 樋口一葉著『にごりえ』の表現―終章解明のための試論―
研究発表 山内正平(千葉大) ダダから具体詩へ―実験詩にみるドイツ現代詩史の一側面―
研究発表 牧戸 章(兵庫教育大) 文章表現能力の発達に関する一考察―「文章の構成・展開」の観点から―
研究発表 天野紘一(金城学院大) 象徴的表現法―古英詩『ベーオウルフ』の場合―
研究発表 小松聡子(大阪国際児童文学館研究生) 若松しづ子の児童文学の文体について
研究発表 文 燕友(帝塚山短大) 連文におけるボイスとアスペクトの機能
研究発表 福田一雄(新潟大) 英語における分裂文の談話機能について
研究発表 永田友市(愛知淑徳大) 漢語の表現

第23回 昭和61(1986)年 5月24・25日 福島大学

講演 菅野 宏 かつみと紙幟―『おくのほそ道』の福島地方―
講演 馬淵和夫 音韻・文法・表現―日本語動詞の活用の起源
シンポジウム 江連 隆(弘前大)
大内善一(秋田大)
山根 巴(相模女子大)
司会:湊 吉正
テーマ:表現開発の授業をいかにすべきか
研究発表 馬場俊臣(筑波大院生) 文章の構造と「文の相互関連度」調査
研究発表 高橋善次郎(上武大) いくつかのアメリカ英語の特徴
研究発表 小野正弘(鶴見大) 因果関係表現におけるサスペンスの方法―『浮雲』を資料として―
研究発表 山内信幸(新島学園女子短大) 英語における副詞の派生に関して―語彙的派生の提案―
研究発表 野村眞木夫(弘前学院大) パラグラフにおける文の展開をめぐって
研究発表 井島正博(防衛大) 累加表現の変遷―ウチとウヘとをめぐって―
研究発表 吉田 究(梅花女子大) 『和泉式部日記』における自己把握の構図
研究発表 藤掛庄市(岐阜大) 外国語としての漢語学習カリキュラム

第22回 昭和60(1985)年 5月18・19日 岐阜大学

講演 根岸正純(岐阜女子短大) 自然主義と私小説との文体はどうちがうか
講演 島 正三(東京農業大) 表現法と日本の古農書
シンポジウム 中島一裕(帝塚山短大)
仁田義雄(大阪女子大)
長田久男(岡山大)
司会:糸井通浩
テーマ:〈談話の文法〉という観点がもたらすもの
研究発表 野浪正隆(大阪府立大和川高) 遠近の叙述法―描写と記述を中心に―
研究発表 堀江祐爾(兵庫教育大) アメリカの作文教育-小学校教科書教材を中心に-
研究発表 赤羽研三(防衛大) デリダの隠喩論について
研究発表 三宅雅明(大阪府立大) 漱石『文学論』の現代的意義―記号学の視座から―
研究発表 小保方研一(美濃加茂市立東中) 中学三年生における作文指導の実際
研究発表 吉藤京子(梅花女子短大) 英語の定表現にみられる特定性と指示性の諸相
研究発表 髙﨑みどり(文教大) 文脈形成における語句の反復
研究発表 田中瑩一(島根大) 一児童の日記における使用語彙-語彙発達の観点から-

第21回 昭和59(1984)年 5月19・20日 大阪市立労働会館

講演 土部 弘(大阪教育大) 〈表現文法〉への道
講演 谷口 勇(桃山学院大) ジョルコフスキーの〈表現の詩学〉をめぐって
シンポジウム 友定賢治(広島文教女子大)
前田富祺(大阪大)
湊 吉正(筑波大)
司会:早川勝広
テーマ:育児語の表現学―動詞語彙を中心に―
研究発表 望月 緑(仏教大) 分詞構文の表現効果について
研究発表 安武知子(愛知教育大) 英語時制付き補文の構造と意味
研究発表 半沢幹一(共立女子大) 万葉集に擬人法はあるか
研究発表 稗島一郎(米沢女子短大) 現代英語における強意語の性差について―特にJohn O‘haraの作品を中心として-
研究発表 藤田正幸(愛媛大) 詩と信仰―リルケと川本臥風の場合―
研究発表 久保由美(京都大) 近代文体発生とパンクチュエーション―区切り符号のメタテキスト性―
研究発表 井上一郎(広島文教女子大) 幼稚園期における談話構成能力の発達

第20回 昭和58(1983)年 5月14・15日 愛知県婦人文化

講演 横井雄峯(愛知学院大) 仏典の英語表現について―『正法眼蔵』を中心に―
講演 山崎良幸 志貴皇子御作歌とその表現―言語イメージと和歌の表現に関連して―
シンポジウム 野村眞木夫(北海道大院生)
堀内俊和(愛知淑徳大)
堀井令以知(関西外国語大)
司会:浅若 佐
テーマ:話法をどう捉えるか―体験話法を中心に―
研究発表 尾崎 勇(防衛大) 『愚管抄』における「口伝」の意味
研究発表 岡崎晃一(姫路市立灘中) 二葉亭四迷の白ゴマ点
研究発表 早川勝広(大阪教育大) 格的関係から題述関係へ―多語文段階の文法的諸相―
研究発表 片村恒雄(神戸市立須磨高) 文章表現における指示語の機能―小説の文章を中心に―
研究発表 友定賢治(広島文教女子大) 育児語の語形について―反復の意味を考える―
研究発表 奥野純一(筑波大) 心敬付句の一理解
研究発表 池谷敏忠(金城学院大) 芸術作品の創造と伝統―世阿弥・能楽論とエリオット試論-

第19回 昭和57(1982)年 5月15・16日 岡山大学

講演 竹岡正夫(香川大) 用言の二重性―日本語に関係代名詞の要らない一つの理由―
講演 赤羽 学(岡山大) 芭蕉における伝統の受容と体験と表現―『野ざらし紀行』の小夜の中山の条の成立をめぐって―
シンポジウム 半沢幹一(共立女子大)
吉村耕治(関西外国語短大)
岩田和男(大阪府立大)
司会:三宅雅明
テーマ:比喩表現に新しい光をあてる
研究発表 野浪正隆(和泉工業高) 表現の立場と文章構成
研究発表 石神照雄(信州大) 副詞の捉え方
研究発表 井上一郎(広島文教女子大) 漱石『夢十夜』について
研究発表 橋内 武
(ノートルダム清心女子大)
岡山大学教育学部における外国人留学生に対する日本語教育の実践の中から
研究発表 阿久澤 忠(目黒高) 『源氏物語』における助動詞「めり」の性格
研究発表 中島一裕(帝塚山短大) 重層的構成と主題
研究発表 多田保行(安田女子大) 談話文法の立場から見た強調表現
研究発表 倉田紘文(別府大) 詩誌『亜』の文学史の価値
研究発表 藤掛庄市(岐阜大) 言語行動の48類

第18回 昭和56(1981)年 5月16・17日 筑波大学

講演 真下三郎 書札礼の敬意表現
講演 林 四郎(筑波大) 徒然草の表現と現代の大学生
シンポジウム 安田 章(京都大)
栗原 裕(共立女子大)
司会:甲斐睦朗
テーマ:「語り」の表現機構
研究発表 中村邦夫(盛岡北高) 『人間失格』における「さうして」の用法
研究発表 根間弘海(弘前大) 動詞語形変化の分析をめぐる問題点
研究発表 三宅雅明(大阪府立大) 比喩と性格造型―オスカー・ワイルドの『サロメ』の場合―
研究発表 藤掛庄市(岐阜大) 第二言語学習過程のモジュラー化
研究発表 岡崎晃一(兵庫教育大院生) 『大阿蘇』(三好達治)の「は」と「が」について
研究発表 泉 美江(大阪教育大院生) 構文法にみられる時間構造
研究発表 佐藤嗣男(明治大) 井伏文学・初期の文体

第17回 昭和55(1980)年 5月17・18日 明治大学

講演 原田章之進 古事記以前の日本語表記について
講演 中村雄二郎(明治大) 言語表現のあやしさとめでたさ、コモン・センスのつまらなさとおもしろさ
シンポジウム 木坂 基(山口女子大)
畠中康男(梅花女子短大)
司会:根岸正純
テーマ:近代文章における欧文脈の問題
研究発表 藤田正幸(愛媛大) ドイツ語俳句論序説
研究発表 三宅雅明(大阪府立大) 字義の字義
研究発表 横井雄峯(愛知学院大) 『正法眼蔵』仏性の巻の英訳について
研究発表 木村恵子(大阪教育大院生) 森鴎外作品の表現特性
研究発表 稲垣泰一(金城学院大) 『俊頼髓脳』の一和歌説話の解釈とその受容
研究発表 神尾暢子(大阪教育大) 平安王朝の表現意識

第16回 昭和54(1979)年 5月19・20日 山口女子大学

講演 古田足日(山口女子大) 児童文学の中の人物像
講演 竹岡正夫(香川大) 私の新・言語過程説
シンポジウム 秋本守英(京都工芸繊維大)
杉浦 実(九州大)
森 米二(愛知看護短大)
司会:糸井通浩
テーマ:表現と距離
研究発表 今永 要(東横学園女子短大) 文学におけるやすらぎのリズム
研究発表 藤田加代(高知女子大) 「見渡せば」によって構成される詩的空間
研究発表 三宅雅明(大阪府立大) 〈花が微笑む〉はメタファーか
研究発表 土部 弘
早川勝広(ともに大阪教育大)
文章表現力の構造と発達
研究発表 中西善弘(天理大) D.H.ロレンスの二重性に関する表現形式
研究発表 福島行一(防衛大) 大仏次郎の大衆文学観
研究発表 渡辺輝道(高知大) 和歌の表現
研究発表 藤掛庄一(岐阜大) 後置修飾 syntax と習得 strategy

第15回 昭和53(1978)年 5月20・21日 島根大学

講演 古賀精一 古事記の文章
講演 篠原 実(島根大) 表現学と表現指導と
講演 真下三郎(甲南女子大) コトワザの表現
シンポジウム 半沢幹一(東北大院生)
一瀬昌夫(梅花女子短大)
岸本誠吉(防衛大)
小松光三(大阪工業大)
司会:佐藤 茂
テーマ:仮定法と過去形の問題
研究発表 菅野圭昭(都留文科大) 宮沢賢治の表現について―構文ないし連文を中心にー
研究発表 大谷泰照(関西大) 欽定訳聖書の文章構造
研究発表 藤掛庄市(岐阜大) 第二言語習得過程における文生成の条件
研究発表 三宅雅明(大阪府立大) アリストテレスとO.E.Dにおけるメタファーの定義の本質と限界
研究発表 菅野 宏(福島大) 作品の構造と読み方
研究発表 野口養吉(秋田南高) 歌合判者の“表現“意識
研究発表 杉浦 実(九州大) 詩におけるパウゼ(間)のはたらき
研究発表 根岸正純(岐阜大) 明治自然主義小説の文体―田山花袋の場合―

第14回 昭和52(1977)年 5月21・22日 広島大学

講演 山崎良幸(高知女子大) 「梅花歌三十二首」の構成について
講演 木原 茂(広島大) 文章表現における生命の形式
講演 樺島忠夫(京都府立大) 文章の構造
シンポジウム 田中瑩一(島根大)
山口仲美(共立女子短大)
森 米二(愛知看護短大)
小野迪雄(愛知淑徳大)
テーマ:歴史的現在の表現効果
研究発表 尾崎 勇(防衛大) 維盛像の一特質―「雪山の鳥」をめぐって―
研究発表 金谷 憲(東京大院生) Be動詞構文についての一考察―日本語との対照―
研究発表 江連 隆(弘前大) 童話の文体
研究発表 志鷹英行(新潟女子短大) 仮面劇『コーマス』の言語表現について
研究発表 渡辺輝道(茨木高) 後拾遺和歌集の表現
研究発表 谷 悦子(大阪教育大院生) 新美南吉童話の表現について―(自然)描写法を中心に―
研究発表 山根 巴(相模女子大) 赤彦短歌の色彩表現

第13回 昭和51(1976)年 5月22・23日 愛知淑徳大学

講演 堀井令以知(南山大) 語順と意味
講演 寿岳章子(京都府立大) ことば―思想―型―歌謡曲の中の女性―
シンポジウム 石黒昭博(同志社大)
伊藤克敏(神奈川大)
本名信行(金城学院大)
司会:永田友市
テーマ:語順の問題
研究発表 友定賢治(広島文教女子大)
中島一裕(淀川工業高)
一人称代名詞の二人称転換現象について
研究発表 池谷敏忠(金城学院大) アメリカ戦後詩と俳句
研究発表 両角克夫(信州大) 表現の二重性―人間学的考察―
研究発表 秋本守英(京都工芸繊維大) 狭衣物語の文章
研究発表 加藤鎮司(中日新聞社) 新聞の文章・表現の特質とその変化

第12回 昭和50(1975)年 5月24・25・26日 防衛大学校

講演 清田正喜(西南学院大) 東欧・北欧における日本文学研究の現状
講演 馬淵和夫(筑波大) 今昔物語の表現
シンポジウム 林 巨樹(青山学院大)
塚原鉄雄(大阪市立大)
土部 弘(大阪教育大)
司会:押見虎三二
テーマ:現代文章表現法批判
研究発表 田中英雄(宇部短大) 英詩における色彩表現
研究発表 山根 巴(相模女子大) 茂吉短歌の句法
研究発表 平岩紀夫(愛知教育大) Macbethの比喩の解釈
研究発表 佐藤嗣男(明星学園高) 芥川龍之介における歴史小説の表現
研究発表 三上敏夫(東海大) 日英語における「色」の表現
研究発表 鵜木奎治郎(信州大) 哲学者の文章表現法
研究発表 長田久男(岡山大) 誘導副詞の連文的職能
研究発表 三宅雅明(大阪府立大) 含意言語の極致としてのメタファー
研究発表 小松光三(大阪工業大) 助動詞の「意味」と体系
文学遺跡見学 走水神社・観音崎公園・
ペルリ上陸記念碑・若山牧水の歌碑・
油壺の遺跡・北原白秋の詩碑・
城ヶ島など見学

第11回 昭和49(1974)年 5月25v26日 愛媛大学

講演 和田茂樹(愛媛大) 子規と漱石
講演 西尾光雄(東京女子大) 『源氏物語』の形容詞
シンポジウム 中村 明(国立国語研)
木原 茂(広島大)
根岸正純(岐阜大)
司会:真下三郎
テーマ:文体はいかにして生成されるか
研究発表 若月 剛(金城学院大) 16拍4行詩のリズム(English Nursery Rhymes)を中心に
研究発表 植野晃久(布施高) 国語のリズムと表現性―言語リズム論の一方途―
研究発表 田中瑩一(島根大) 幼稚園児の絵本に対する反応の言葉
研究発表 森 米二(愛知看護短大) 詩行の機能―e.e.cummingsの作品を中心に―
研究発表 橘 豊(茨城大) 手紙の語彙調査―受け手の違いによる表現の変化-
研究発表 飛弾知法(松山商科大) HawthorneにおけるRomanceの変質について
研究発表 本名信行(金城学院大) 表現構造の社会的条件について
研究発表 小田迪夫(大坂教育大) 寺田寅彦の文体
研究発表 菅野 宏(福島大) 作品の構造と読み方
研究発表 永尾章曹(広島女学院大) 国語表現法の構想

第10回 昭和48(1973)年 5月26・27日 愛知会館

講演 竹岡正夫(香川大) 『古今和歌集』雑体の“短歌”
講演 外山滋比古(お茶の水女子大) 目の言葉・耳の言葉
シンポジウム 磯貝英夫(広島大)
杉浦 実(三重大)
藤平武昭(名古屋大)
司会:久米常民
テーマ:文芸の成立はどういう表現機構によるか
研究発表 本名信行(金城学院大) 意味の記述について―親族名称の研究から学ぶこと―
研究発表 伊藤克敏(神奈川大) 終助詞の表現的特性
研究発表 木坂 基(新居浜高専) 『破戒』の振り仮名表現―文芸的文章と表現語彙をめぐって―
研究発表 遠藤邦基(岐阜大) 地名の掛け詞
研究発表 島村 馨(金城学院大) J.オースチンのアイロニカルな表現について
研究発表 大塚賀弘(日本工業大) J.ゴールズワージイの短篇小説とその文体
研究発表 向井滋之(新居浜高専) トーマス・マンにおける誇張表現について
研究発表 加藤鎮司(中日新聞社) 表現の自由とその規制について―マス・コミの「送り手」の表現抑制の図式―
研究発表 池谷敏忠(金城学院大) W.スティヴンスの詩における色彩のシンボリズム
研究発表 鵜木奎治郎(信州大) 谷崎潤一郎の表現したアメリカ
研究発表 神尾暢子(大阪教育大) 語彙範疇と表現機構―座標範疇と構成範疇―
研究発表 河村清一郎(明治大) 『千羽鶴』の表現
研究発表 赤羽 学(岡山大) 芭蕉の表現―「猪も」「猪の」「病雁の」の句について

第9回 昭和47(1972)年 5月26・27日 甲南女子大学

講演 尾川正二(関西学院大) 「事実」と表現
講演 犬養 孝(甲南女子大) 万葉集の表現
シンポジウム 篠原 実(島根大)
戸川晴之(同志社大)
箕輪真澄(新潟大)
司会:秋本守英
テーマ:表現の深さはどのような機構の上に成立するか(―を削除)
研究発表 鈴木貞雄 漱石の比喩表現に与えたG.メレディスの影響について
研究発表 鵜木奎治郎 ホーソーンの「ロマンス」と九鬼周造の「いき」の構造-灰色の研究-
研究発表 池谷敏忠 T.S.エリオットの詩法の発展
研究発表 佐々木峻 「天草版イソポのファブラス」の尊敬表現法
研究発表 奥野純一 連歌における表現的問題について-『二根集』にみえる添削・批評から-
研究発表 寺本喜徳 写生文と志賀直哉の初期作品との連なりについて

第8回 昭和46(1971)年 5月29・30日 宮崎大学

講演 篠原 実(島根大) 出雲路の文学
講演 長嶺 宏(宮崎大) 日向路の文学
シンポジウム 今井文男(金城学院大)
塚原鉄雄(大阪市立大)
森本正一(広島大)
田中瑩一(島根大)
テーマ:表現における視点の問題
研究発表 伊藤彰茂(豊田西高) 表現と思想―『君が代』を素材として―
研究発表 山根 巴(相模女子大) 憲吉短歌における字余りについて
研究発表 本名信行(金城学院大) 格文法の輪郭
研究発表 上野さち子(山口女子短大) 連歌における心情表現と感覚表現
研究発表 木坂 基(新居浜高専) 近代文章における未来表現形式
研究発表 吉田金彦(京都府立大) 万葉集における「がへ」「がへに」について
研究発表 秋本守英(京都工芸繊維大) 徒然草の表現
研究発表 寿岳章子(京都府立大) すごろくの表現するもの―昭和のすごろくの悲しみ―

第7回 昭和45(1970)年 11月21・22日 三重大学

講演 真下三郎(甲南女子大) 国語問題と表現
講演 若松正一(三重大) 近世歌謡の表現と伝統
シンポジウム 湊 吉正(千葉大)
本名信行(金城学院大)
杉浦 実(三重大)
司会:今井文男
テーマ:否定表現をどう考えるか
研究発表 長田久男(京都市立紫野高) 文章は書き手にとって何か―文章の統一と文章の構造-
研究発表 山口仲美(共立女子短大) 今昔物語の象徴詞
研究発表 池谷敏忠(金城学院大) メタフィジカルな詩法―芭蕉とエリオット―
研究発表 土部 弘(大阪教育大) 文章における段落の分岐と連係―文関係論と段落関係論―
研究発表 藤平 武昭(岐阜大) 詩についての詩―『パスタン』を中心に―
研究発表 菅野 宏(福島大) 芭蕉における対照法
研究発表 樺島忠夫(京都府立大) ネーミング効果

第6回 昭和44(1969)年 5月10・11日 香川大学

講演 近石泰秋(香川大) 浄瑠璃の詞章
講演 阪倉篤義(京都大) 日本語の表情
共同研究 井門義男
小野基
向井滋之
テーマ:文脈をどう考えたらよいか
研究発表 早川勝広 幼児における対話の発達について
研究発表 森 米二 Rupert BrookeのWar Sonnetsをめぐって
研究発表 小田迪夫 論説文教材の文章表現-論説的表現における論理性と説得性とのギャップについて-
研究発表 森本正一 「文章の意味」解析への一試案-詩の場合-
研究発表 寿岳章子 死にむかう表現
研究発表 前川清太郎 谷崎潤一郎の表現
研究発表 阿部鵬二 「描出話法」と「表現」
研究発表 山崎良幸 赤人の表現

第5回 昭和43(1968)年 5月11・12日 新潟大学

講演 阿達義雄(新潟大) 川柳の背後
講演 熊沢 龍 文の表現について
シンポジウム 堀井令以知(愛知大)
白川正男
藤掛庄市(岐阜大)
司会:今井文男
テーマ:語の意味・文の意味・文章の意味-意味論の建設-
研究発表 杉浦茂光 讃酒歌の表現構造
研究発表 山根 巴 茂吉短歌の一表現-「ごとし」の用法について-
研究発表 小野迪雄 H・Jamesと泡鳴-視点について-
研究発表 河村清一郎 康成『雪国』の表現・補遺-『北越雪譜』との関連について-
研究発表 長田久男 文章における「書き手の間」と「読み手の間」
研究発表 栗原 裕 非分析的認識-シェイクスピアにおける「形容詞+名詞」結合
研究発表 杉浦 実 クラーゲスのシズム論について
研究発表 樺島忠夫 情報の科学としての表現の学
研究発表 大竹大三 芭蕉の表現-その抒情の深さについて-

第4回 昭和42(1967)年 5月 20・21日 東京教育大学

講演 吉田精一 詩語と文学表現-日本古典文学における―
講演 波多野完治 表現学と修辞学-現代心理学の立場から-
研究発表 池谷敏忠 西脇詩の“愛愁”と調和の美学
研究発表 鈴木保昭 日英語表現力の相違-語順を中心として-
研究発表 大高順雄 初期フランス語における色彩語
研究発表 小野 基 初期の近代文章における累加的表現について
研究発表 長尾章曹 「表現と言語との関係」についての一考察
研究発表 橘 豊 第四人称について
研究発表 河村清一郎 『雪国』の表現
研究発表 竹岡正夫 『古今和歌集』仮名序の「六つのさま」の解釈

第3回 昭和41(1966)年 5月21・22日 島根大学

講演 真下三郎(広島大) 手管考
講演 山口 正(茨城大) 表現における自己形成の問題
シンポジウム 国広哲弥(島根大)
阿部鵬二(防衛大)
吉田再造(防衛大)
岩脇三良(防衛大)
東 節夫(防衛大)
福島行一(防衛大)
阿南惟敬(防衛大)
新開高明(防衛大)
テーマ:文学における女性美の表現について―比較表現学への一つの試み―
研究発表 田中瑩一(松江南高) 文章の解剖とその解釈
研究発表 永尾章曹(広島大) 文章の分類について
研究発表 桑田 明(高松高) 詠嘆表現の一類について
研究発表 伊牟田経久(広島女子大) 『かげろふ日記』の方法
研究発表 山本 昂(金城学院大) イメージとイメジャリー
研究発表 両角克夫(信州大) 比較表現学の課題
研究発表 寺本喜徳(松江高専) 写生文の表現
研究発表 稲賀敬二(広島大) 中世源氏物語(「の」削除)梗概書の表現
研究発表 赤羽 学(岡山大) 芭蕉の表現―「荒海や」の句の「よこたふ」について-
研究発表 松永信一(広島大) 助詞の分類―表現学の立場から―

第2回 昭和40(1965)年 6月5・6日 愛知県研修会館

講演 杉浦栄三(中日新聞社) マスコミュニケーションとパーソナルコミュニケーションの接点
講演 松永信一(広島大学) 文章表現の研究における基礎作業-表現学の方法・試論-
シンポジウム 久米常民(愛知県立大)
塚原鉄雄(大阪市大)
関 良一(二松学舎大)
司会:今井文男
テーマ:文章表現の研究における基礎作業「表現とは何か」
研究発表 中野美彦(金城学院大) 文章の病理
研究発表 中村 敬(南山大) 新修辞学試論-言語教育的立場から-
研究発表 土部 弘(大阪教育大) 文章の基本様式
研究発表 押見虎三二(新潟大) 連歌の表現性
研究発表 寿岳章子(京都府立大) 大衆の修辞の型
研究発表 林 巨樹(青山学院大) 表現と文体-近代修辞学書の場合-

第1回 昭和39(1964)年 6月13・14日 広島大学

シンポジウム 今井文男(金城学院大)
樺島忠夫(京都府立大)
木原 茂(広島女子短大)
阪倉篤義(京都大)
外山滋比古(お茶の水女子大)
テーマ:私は表現学をこう考える
研究発表 田中瑩一(松江南高) 人間の方法と自然の方法―説話集の表現をめぐって―
研究発表 田井庄之助(広島大) 世阿弥の表現
研究発表 河村清一郎(金城学院大) 小説における「場面」の構成
研究発表 竹岡正夫(香川大) 富士谷成章の「旨・趣」について
研究発表 大高順雄(岡山大) 初期フランス語における形容詞の『比較』表現
研究発表 真下三郎(広島大) 往来物の文体
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